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横手自動車学校 ５日目
無線教習

今日は、私も友人も授業が午後からだったので、教習所からもらった食事券を使い、近くのレストランで昼食を取ることにした。レストランは教習所のすぐそばにあり、可愛い造りの建物である。

昼食後、午後の教習に入る。
今日は技能教習が２時間ある。最初の時間は次の無線教習の練習を主にやった。無線教習とは、一人で乗車し無線で指示を受けるというものだ。なので、しっかりコースを頭に入れておかねばならないのだ。

教官にコースの説明を受け、３回ほど練習した。このコースには狭路のＳ字やクランクといった難易度が高いものが含まれており、うまく運転できるかとても心配だった。Ｓ字やクランクを通るたびに教官からコツを教わり、無線に臨むこととなった。

無線教習が始まり、車に乗り込むと同時に大粒の雨が降り出してきた。ただでさえ自信がないのに、ワイパーを使いながら走行しなきゃならないことに私はガックリした。

車に乗り込むと早速無線から指示が入る。それに従いながら車を走らせた。まずは慣らしとして外周を３週ほど回り、その後の指示で先の授業で走ったコースに移ることとなった。隣に教官がいないと、緊張はせずに済むが、その分運転が慎重になってくる。坂道や踏み切りを越え、ついにＳ字に入る。前の時間に教わった通り、充分にスピードを落とし進んで行く。何とか難関のＳ字とクランクを終え、同じコースを繰り返し走行した。

無線から「これで終了します」と言われ、車を停めた。最後に教官から「もう少しスピードを上げられると良い」と言われ、授業は終了した。次の目標は焦らずにスピードを上げて走行できるようになることだな、と自分に言い聞かせた。